"適切な大きさの問題さえ生まれれば"糸井重里×梅田望夫×岩田聡

ほぼ日イトイ新聞より
http://www.1101.com/umeda_iwata/index.html


クロスワードがあれば、解く人が勝手にでてくる。
ボールがあって野球しようとなれば、バットの木の棒を探す人やベースを書く人が出てくる。ように。
企業でも問題がでてくれば解決する人が勝手にでてくる。
"適切な大きさの問題さえ生まれれば、問題は自然と解決する"というお話。


任天堂Wiiの開発やほぼ日でもその現象が起きていることが具体的に書かれているので、必読。


またコンフォートゾーン(ぬるま湯)に浸かるなということも書かれている。
コンフォートゾーンとはスモールビジネスのままグルグル仕事を何年も回し続けること。
ほとんどの企業はコンフォートゾーンで仕事をしているが、
Googleは常にお金を使いまくり、ぬるま湯から脱出している。
それは病気や狂気と言えるほどに。
糸井重里もそんなぬるま湯を飛び出す勇気を持った10年前の自分に感謝をして、
今また飛び出すことを決意した。


任天堂社長の岩田氏の「問題は、いつストレッチするかなんですよね。
天の時と噛み合ったら‥‥。勝負なんですけど、
天の時と噛み合わない時にストレッチすると、
たいてい、破滅が待っているので。」「そこが、だから、難しい。」


任天堂というユーモアかつビッグな企業の社長の言葉として、
凄い説得力がある。

"梅田望夫さんのブログの書き方"と"Steve Jobs氏のプレゼン"の共通点

Steve Jobs氏のようにプレゼンテーションをする方法』を読んだ。
http://builder.japan.zdnet.com/news/story/0,3800079086,20373608-2,00.htm


・人や物をまあ褒める褒める。両者とも大袈裟なくらい褒めてます。ちなみにジローラモは美人しか褒めないって自分で言ってました。
・短い言葉でキャッチーな言葉を使う。iphoneでパワフルな生活を!とかね。
・「まあまあ」や「〜と思う」、「多分」、「最適化などの誤魔化しやすい言葉」を使わずに「〜だ」とか「〜しろ」など断定や命令を多く使う点。自信があるように見えるよね!


など共通点が多く見られる。
人を惹きつける文章を書くのもプレゼンをするのも、
自分が情熱的になることが大切なのだ!


と早速、赤塚不二夫風に断定してみた。

ToDo作って、行動。ToDo作って、行動。それだけで何でも夢は叶う。

梅田望夫さんの『直観を信じろ、自分を信じろ、好きを貫け、人を褒めろ、人の粗探ししてる暇があったら自分で何かやれ。』を読んで思った。
http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20070317/p1

自分の好きなことを仕事にするには、
結局にところ、


自分にしかできない能力を高める。
ということに尽きると。


そのためには、もの凄く努力をしなければいけなくて、
とにかく行動することが重要になってくる。
うだうだ考えてんじゃなく、とにかく行動に移してみろと。
そうすれば結論が見えてくると。
好きなこと、やりたいことを実現させるなんて事は、
そんな単純なことなんじゃないか。


TODO作って、行動。TODO作って、行動。
ってだけのこと。


でもそんな単純な行動するってことが、
意外とストレスやら人のせいやらなんかにして、自分の心に負けちゃって、
できないんだけどね。
人には真似できない能力を高める為の行動をとにかくするってことだけを頭に入れて頑張りましょう。

立川談志×太田光『笑う超人』を観る

立川談志と"爆笑問題"太田光による対談。
「師匠はよく死にたいと言いますが、僕もそんな表現者になりたいのは勿論なんですが、」
と太田が話しだす。
そんなことが言える太田光は芸人の中でも希有の存在であろう。
芸に対し真っ直ぐ見つめている談志を尊敬しているからこと言える言葉。


またこの対談では太田は、
同じ動物を殺す行動にも関わらず、
中国でサファリパークの見世物として、
生きたニワトリをライオンに食べさせるのを見ても感動しないのに、
スペインの闘牛に感動するのは、
人間の本能と言うものを芸によって表現できているからで、
師匠の芸は感動する。
と例えを交え褒めている。


そして、この対談がまくらのようになっていて、
その後に人間のグロテスクさが盛り込まれている
談志による落語三演目『黄金餅』『らくだ』『鼠穴』が始まる。


グロテスクさをキッチリ残している所がさすがであり、
なんだか分からないが談志の世界に引き込まれていってしまった。
これがイリュージョンと言うものなのだろう。
話のリズム、間、表情、感情移入どれをとっても細かく心身共に動かしていて、
一流の表現者であることに間違いない。
吉本隆明が言っていたが、
俺にしか解らないだろうと思わせる事ができるのが、一流の表現者
作家で言えば森鴎外がそうだと。


談志を尊敬していたビートたけしが年を経るにつれ様々な形に変化していったように。
芸に対し真摯に見つめる努力家、太田光の今後も興味深いと感じた。